かわさき本(郷土本)

川崎関連の書籍のご紹介です。(郷土本)店頭のかわさき本コーナーにて陳列中!※店頭に在庫のない商品が掲載されていることがあります。ご了承ください。商品の特性上 希少な商品や一般流通していない商品、絶版商品など、入手困難な商品もございますのでご了承ください。

かこさとし

LinkIcon特設ページ(まとめ)

藤嶋昭

LinkIcon特設ページ(まとめ)

ムック類(品切れの恐れあり)

LinkIconるるぶ南武線

LinkIcon武蔵小杉Walker 2014
LinkIcon川崎駅Walker 2013
LinkIcon溝の口Walker 2013
LinkIcon川崎市Walker 2011-2012
LinkIcon武蔵小杉Walker 2012

絶版本(手に入りません)

(絶版)かわさきの文学 かわさき文学賞50年記念作品集
(絶版)宇宙の始まりを俺達は知っている
(絶版)日本お菓子ばなし 川崎の巻
(絶版)これでいいのか神奈川県川崎市 市内各地では東西冷戦激化中!
(絶版)空たび -かわさき-

落語 二ヶ領用水物語






落語『夢見ヶ崎』道灌外伝
四六判・200ページ 
ISBN978-4-944069-43-9
発行 まつ出版

解説


 「さいわい寄席」を主宰する幸区古川町在住のアマチュア落語家・清流亭いしあたま(本名=深見政則)さんが、自身の創作落語をまとめた「」を出版した。
 08年の「かわさき落語草紙」、10年の「落語 二ヶ領用水物語『小泉次大夫』」に続く、3冊目の刊行。夢見ヶ崎と道灌をテーマにした創作落語は、いしあたまさんにとって悲願でもある。
 夢見ヶ崎の名称は、江戸城を築いた室町時代の武将・太田道灌が加瀬山に城を築こうと計画したところ、ワシに兜(かぶと)を取られた夢をみた話に由来する。武将が兜を取られることは戦での負けを意味し、縁起の悪いことから築城をあきらめたとされている。
 いしあたまさんは、母親の生家が夢見ヶ崎で、自身も戦争で疎開し、小学校に上がるまでの5年間をこの地で過ごし、道灌と夢見ヶ崎の話をいつも聞かされていたという。
 夢見ヶ崎に縁起のよいストーリーをと考えつつも「古典落語『道灌』が有名なため、なかなか思い浮かばず、諦めていた」。
 「加瀬山に 立ち道灌に会う夢路」との句がある時夢に浮かんだ。「これだ」。すぐにストーリーを完成させた。推理ドラマのような構成でテンポもよく、うまくいったという。
 いしあたまさんによると、「夢見ヶ崎の由来を知っている人は多いが、とられた兜がどこにいったかを知っている人は意外と少ない。落語本を通じて笑いながら知ってもらえれば」と話す。
 同書ではこのほか、自作、江戸小噺などを織り交ぜた小噺365日「一日一話」や古典落語の名作「芝浜」を立体落語にした作品を収録。
 まつ出版刊で四六版の210ページ。価格は1260円(税込み)。県内書店で発売中。